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たたみハウスと聞いて、畳がぎっしり床に敷き詰められた家を想像しがちですが、この「ザ・たたみハウス」には畳の部屋がありません。
ザ・たたみハウスの畳は、すべて壁の中。
こんな家を、たたみハウスと呼んで良いのか・・・
遠慮する必要があるとすれば畳屋さん?
でも、畳をいっぱい使っているから許してもらえると・・・思います。
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ザ・たたみハウスの出発点はストローベイル・ハウスです。
といっても、たたみハウスの構造などがストローベイルハウスの系統という意味ではなく、施主の自分たちが「ストローベイルハウスを建てたい」と設計士さんに相談したところから始まるという意味で。
結局、ストローベイルハウスは諦めることになったのですが、「家を建てる」ということは、お金の面でも、手間のことでも、大きな決断が必要になりますね。
ある意味、重い腰をあげるというか・・・。(ひとそれぞれでしょうが)
別段、家を建てることに対して大きな動機がなかった自分たちにとって、ストローベイルハウスとの出会いは大きかったと思います。「こんな家を建てたい」という動機が生まれたという点では。
ザ・たたみハウスは、そんな過程の延長線上にあるのです。
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ところで、ストローベイルハウスというのは、ストロー・ベイルと呼ばれる家畜用の藁や牧草を圧縮して固めたブロックをいくつも積み上げて壁にし、その上に赤土や漆喰を塗って固めた家のことらしいです。
藁で家が作れるんだ・・・と心底驚いたのを覚えています。
住宅の機能としてもメリットがあるそうですし、何より見た目(住宅の内観・外観)やその考え方が素敵です。
ただ、この日本ではまだまだマイナーな存在のようです。好評なのは一部の人たちだけなのか。なぜ普及しないのかな。
少なくとも、我々、たたみハウスの住人からすると、ストローベイルハウスは断然好みです。
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「ザ・たたみハウス」の壁に使用した畳は、古畳と新畳の両方になります。
古畳は畳表を剥がす作業に結構な労力が掛かったそうです。
また、大量の古畳を入手するには、相応の時間と手間を要するとも。
そういうわけで、足りない分を新畳で補い、タタミハウスに必要な大量の畳を確保したということです。
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健康に良い
とか
冬暖かい
夏涼しい
とか
自然にやさしい
などなど・・・家というものには何かしらのメリットがなければいけないのか!
と、ちょっと反発したくなるのは・・・自分だけですか?
だけですね。
ザ・たたみハウスのメリットについて考えてみました。
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メリットを考えたらデメリットも考えないといけないような気分なので、いちおう、タタミハウスのデメリットも考えてみます。
今のところ分かっているのは、過去にやっていないことをすれば手間(=コスト)が掛かるだろうということです。
ただし、これは設計士さんや大工さんらのご経験や工夫等々により一概に言えません。ザ・たたみハウスの場合も、かなり頑張っていただいていると傍で見ていてそう思います。
あとは住んでみて、経年とともにどのような問題が生じるか、それを待ちたいと思います。(・・・決して、心待ちにしている訳ではありません)
設計士さんとしては、そうならないよう手を打っておられると思います。
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当初望んだ藁の家、ストローベイルハウス。
広義の解釈をすれば、ザ・たたみハウスも藁の壁をもつ家です。
しかしながら、自分たちの知るところのストローベイルハウスとは随分違います。当たり前ですが。
家づくりのきっかけでもあり、憧れでもあったベイルハウスを断念したのは、土地の面積や法律の規制、立地環境、手間暇の捻出等々・・・さまざまな課題もあったのだと思いますが、
結局のところ「普通の家」を望んだことにもあると思います。
家づくりはライフスタイルを見つめ直すことなのだと思います。
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何をもってして「普通」というか、それを説明するのは容易ではありませんので、どうしても、ストローベイルハウスとの比較を持ち出してしまいます。
(ただし、それも「ザ・たたみハウス」に限ってのことで、たたみハウス全般を指しているわけではありませんので誤解なさらぬよう。)
しかし、この普通さがゆえに可能性がある、とも考えています。
普通=大多数と考えれば、このちょっと変わった家は、大勢の方にも受け入れられる建物です。あなたも、ザ・たたみハウスを手に入れてみませんか?・・・なんてね。
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post 2010/08/31
たたみハウスとは?
たぶん、床に畳は無くても、そう読んで差し支えないと思います。
住む人数と、部屋の数や大きさがミスマッチなまま、早いもので十数年。
アパート暮らしもすっかり板の付いたこの頃、というか、自分の場合、生まれてこのかたアパートしか住んだことがないのですが、ここ地方都市では(も)、供給過剰でアパートの空き室が目立っております。
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内壁、外壁ともに塗り壁のザタタミハウスです。
先日、工務店さんからお借りしてきた壁の素材・色見本。
仕事から帰って夜な夜な眺めていたのですが、眠たい中の検討はいつも最後は適当です。
でも大丈夫。結局、現場で「もう一度相談」なので、いつも失敗はありません。
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足場も外れて「そろそろ?」と言われるようになりました。
ザ・たたみハウスの完成もいよいよ残すところ一ヶ月ぐらいらしいです。
足場が外れてからも、照明や便座の設置、外回りは下水道、上水道、雨水の配管、エコキュートの設置、そして左官屋さんは犬走りや玄関、土間の塗り作業などなど、日々忙しく現場は動いております。
施主はただ見守るだけ。
日中は自分も働いているので、差し入れもままならぬ畳ハウスの住民ですので、その「見守り」すらできないのが現状ですが・・・。
家造りは、もちろん、自分たちでは到底できっこない技術的な領域での買い物ではありますが、加えて、自分たちではとても生み出せない時間を買うことでもあるのだなぁ・・・とつくづく思うこの頃です。
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