ここ信州は朝夕と日中の気温差、寒暖の差が激しい地域だと言われております。
したがって、この地域で育つ果物は味がよくなるそうです。リンゴや梨に柿、プルーンや桃などなど、最近はサクランボなども人気です。
そんなわけで、人間も例外なくこの気温差に晒されることになるのですが、人間の場合、当地の気候に順応できないと風邪をひく羽目になります。
日中は30℃をゆうに越す暑さ。夜になると涼しくなり、朝は肌寒いぐらいまで気温が下がる。
信州に移り住んだ当初はよく風邪をひいたものです。
そのようなことから、少々暑苦しいのですけれど、厚着をして寝るような知恵をつけたり、
身体のほうも段々に慣れてきということもあるのでしょうか、ここ数年は風邪をひくことが随分減りました。
そんなことで、本当のところは分からないのですけれど、
もしかしたら、畳ハウスはアパートに比べて温度変化が少ないのではないかと思うのです。
畳ハウスに暮らしてからは、夜でも肌着のまま床に寝転がって寝ても、風邪をひくことがありません。
もちろん、朝は部屋全体がひんやりしていて、気温が下がっていることは良く分かるのですけれど、以前のアパート暮らしでは考えられない格好で寝ても大丈夫なのです。
単に丈夫な身体になったとか、家の機能とは関係のないところに要因があるのかも知れませんが、どうもそんな気がしてなりません。
逆のこともあって、夏日の日中ですら部屋によってはひんやりしていることがあります。これは壁に入れた畳の断熱効果の為すところだろうか。考えると尚のことそう思うのです。
畳に限らず、ちゃんと断熱材を入れればこういう違いは当たり前にあるのかも知れませんが、それならそれで、少なくとも畳にも、他の断熱材同様の断熱効果があることが立証できて嬉しいです。