この地域の標準的な住宅の中では、比較的小さめの「ザ・たたみハウス」ですが、ある日、一度では運びきれないほど大量の畳が建築現場に搬入されました。
しかし、ザ・たたみハウスは、純和風の住宅どころか、モダン和風でもありません。和室は一部屋もないのです。
畳の壁をもつ家
です。
大量の畳(正確には畳床)は、すべて壁の中へ。
壁を畳で作ってみました。
「ザ・たたみハウス」のほとんど全ての壁には畳が埋め込まれています。
畳は断熱材の役割を担っております。
よって、一見、ごく普通の家です。
「たたみハウス」というと、なんだか畳に覆われた家や、もしかすると、全ての部屋に畳が敷いてある・・・などを想像されるかも知れません。
残念ながら(?)、ザ・たたみハウスの外観も内観も、ごく普通の家に見えると思います。
ところで、この記事を書いている2010年7月現在、「たたみハウス」という言葉はあまり一般的ではないようです。
インターネットの世界にないだけで、リアルの世界、ある特定のコミュニティや業界では、存外知られているのかも知れませんが・・・。
そんな状況もありまして、私たち自身も「たたみハウス」というものが世間一般ではどういうものとして認知されているのか、正直なところ分かっておりません。
ですので、このウェブサイト「ザ・たたみハウス」での「たたみハウス」が、「たたみハウス」の全てではないということは、予めお断りしておきますね。