タタミハウスの外壁は、ラス網にモルタルを塗るラスモルタル塗りの上にアクリル系の壁仕上げ材を塗るという仕様だと分かってきました。
壁に限らず、自分の目の前で色々と工事が進んでいるのを眺めていると、どういう構造になっているのか知りたくなるものです。
ただ、あんまり施主がうろちょろしているというのも、大工さんにとっては邪魔でしょうから、最近はインターネットという便利な道具があるわけで、時間のある時などは、見てきたものをネットで調べるという感じで、少しずつタタミハウスの色々が解明されてゆきます。
ついこの間から始まっている壁塗りについても、ネットで調べてみると色々な情報があり、今、どのような状態なのかが分かります。
ラスが張られる前の黒い紙みたいなもの、あれはアスファルトフェルトというものらしいことが判りました。
いつも便利な建築専門用語辞典によると、
アスファルトフェルトとは、
動植物 又は 鉱物の繊維でつくったフェルトにアスファルトを浸潤させたもので、木造の外壁のラスモルタル塗りの下張りなどに用いられます。
というものらしいです。
ラスモルタル塗りは、このアスファルトフェルトの上に、メタルラス、そして軽量モルタルが塗られてゆきます。
そして、そのモルタル塗りの段階で登場するのが、グラスファイバーネットです。
残念ながら、平日の昼間から、足しげく現場に通えるような身分ではありませんので、実際の施工は拝見しておりませんが、おそらく、このグラスファイバーネットを一度か二度塗ったモルタルに伏せこむのだと思います。
設計士さんによると、主にはモルタルの割れを防ぐものらしいです。
赤土を塗る土壁に藁をすきこむのと同じような原理ですね。
そして、最後、グラスファイバーネットの上にモルタルの仕上げの塗りをして完成(たぶん)。
少し違うかもしれませんが、だいたいは合っているだろうと思います。
結局、自分で調べるというのは、たぶん合っているだろう、というぐらいが限界です・・・。
今回参考にさせていただいたサイト。
・DIY-Garden.netさん「ジョリパット仕上げのための下地処理を行う」
・自休自足 丸林さんの小屋づくり日記さん「外壁を塗る/ラスモル下地塗りとグラスファイバーネット」
実際の施工の様子がよく解ります。おそらく、ザ・たたみハウスの壁を仕上げて下さった左官屋さんもこんな作業をされたのでしょう。